こちらが本日のNTT株のチャートです。
数日前に168円くらいまで盛り返し、やれやれと思っていたのも、つかの間でした。
チャートが、人が臨終をむかえたときの心電図のように、まっさかさまに落ちています。
本日の昼に、政府保有のNTT株を売却することを本格的に検討し、NTTを完全民営化させることもありうる、というエラい人の発言がニュースになったことが原因のようです。
私は9800株、最大で保有していましたが、NTT株の下がり続ける値動きに嫌気がさして、今は3600株の保有ですが、今日、また、さらに、嫌になりました。
商船三井のように荒波をダイナミックに上がったり下がったりする値動きは好みですが、NTT株は、まるで笹舟が、小川でキリキリ舞いするかのように、国の思惑で値動きします。
完全民営化自体は、長い目でみれば、株価が上がる要素になりえます。
しかし、そもそも国がNTT株を3割だか保有してるのは、ライフラインがおかしな人物や、中国や北朝鮮、ロシアのような、危険な国家に侵されないように護るためであると認識していますが、ブレまくりです。
防衛費捻出のために、ライフラインを売却するのは、餓死を逃れるために、自分の手足を切断して食するのと同じことです。
題名は忘れましたが、スティーブンキングの小説に、無人島に漂着した医者が、自分の身体を切り落としながら食べる話がありましたが、それを思い出しました。
最近は、NTT株より、武田薬品の観察に労力を割いていましたが、どこまでも、私の神経を逆なでするNTT。
NHKといい、NHKといい、国が絡むものは、腹立たしい限りです。
しかし、ビッグモーターの社長の会見を見ると、腐っている会社は、たくさんあるのだろうと思います。
ビッグモーターは非上場の会社らしいので、そこだけはよかったと思いますが、真面目に働く社員や、取引した人は、本当に災難なことです。
世界は災いに満ちていますね。