もっとのんびり暮らしたいけど

セミリタイアを夢みて試行錯誤する記録

彼女に500万円貸してる男性から聞いた話、その2

「彼女」に500万円貸している男性がいます。

 

この男性は、私に交際申し込みをしてくれた男性で、(彼女とは別れられないが、私ともつきあいたいそうです)私も彼の独特な考え方や、大らかな人柄は好きなので、現在もたまに食事したり、お話したりしています。

 

なぜ、500万円も貸したのか、その理由を聞いて、また驚いたので、書いてみたいと思います。 

 

 

なぜ500万円そもそも貸したのですか?

 

男性

いや、最初から500万円貸したわけではありません。数年かけて、気がつくと500万円になっていたんです。

最初は200万円、頼まれたから貸したのです。

 

いや、200万円もかなり大金だと思うのですが。

 

男性

彼女はエステに通うのが好きで、200万円コースに申し込んだけど、自分の定期貯金をくずすのがいやだから、お金かして、と言われたのです。

 

…よく貸しましたね。エステって、別にどうしても必要なことでもないし、自分の貯金で払えばよかったんじゃないですか。私なら貸しませんね。

 

男性

まあ、最初だったし、すぐ返してくれると思ったので、貸しました。

 

残りの300万円もエステですか?

 

男性

彼女は、5人兄弟で、お母さんがアル中で、お父さんはいないんです。実家があまり裕福ではないんですよ。

お母さんのアル中の治療費を貸してくれと言われて、また、貸しました。

 

5人兄弟ですか?多いですね。

お母さんや兄弟には会ったことありますか?

 

男性

ないです。きっと、彼女も、貧しい実家を見られたくないのかな、と思って。

 

アル中は治ったのですか?

 

男性

いや、それがなかなか難しいみたいで、何度も入院してるみたいで、何度か貸しています。

 

彼女が借金して一人でお母さんの治療費を払ってるんですか?

ほかの兄弟と一緒に払えばいいんじゃないですか?

 

男性

それがほかの兄弟もあまり、生活にゆとりがないそうで、彼女が用意するしかないそうなんですよ。

気の毒だな、と思って。

 

300万円がお母さんの治療費なんですね?

 

男性

いや、全部ではないです。

兄弟が、建設会社で働いていて、怪我をして、治療費が必要だから貸したことがあります。

 

仕事で怪我をしたなら、労災だから、会社が払う話ではないですか?

 

男性

ちゃんとした会社じゃなかったそうで、払ってくれないんだそうです。泣きつかれて、50万円くらい貸しました。

それから、怪我で働けないあいだの生活費がないから貸してくれと言われて、それも貸しました。

 

…その兄弟って、実在してるんですか?

 

男性

彼女が写真見せてくれたし、実在してますよ。

 

それ、ほんとに兄弟なんですか?

彼女が付きあってる別の男なんじゃないですか?

 

男性

彼女は嘘をつくタイプではないから、それは疑ってません。

ただ、なんで自分が、彼女の兄弟の生活費まで払わないといけないのか、はちょっと言い争いになりました。彼女の兄弟もいい年したおっさんだし、自分が払う必要ないかと思って。

 

そうですね。断ればよかったのに。

そして、結局、返済されてないんですよね。

 

男性

結果的に今はまだですね。

 

お金かしてくれって、突然言われるんですか?

よく貸せますね。

 

男性

いつもラインで、何日までに、振り込んでってメッセージが来るんで、突然ではないです。

 

えっ?ラインで?

振り込んでって気軽に頼まれるんですか?

 

男性

毎回、ラインです。

兄弟の生活費のときは、自分もちょっと納得できなかったので、電話してききましたけど。

 

まさか、お礼も電話ですか?

 

男性

いや、お礼も、ラインですよ。

ありがとうって。

 

…ふーん。もう貸さないほうがいいと思いますけどね。

 

男性

自分も貸したくて貸してるわけじゃないんですけど、彼女には自分しか頼れる人がいないから、自分が断ったら、可哀想だと思ってしまうんです。

 

 

 

 

私は、「彼女」は、典型的な詐欺師だと思うのですが、どうなんでしょうか。

男性は、彼女だと信じているので、男性にとっては、彼女なんでしょう。

 

私は男性のことは人間的に好きなので、彼女と別れるなら交際してもいいと思っています。

 

しかし、私の考えが正しいなら、もはや「彼女」は、詐欺師にすぎないのですから、男性は、彼女がいる男ではなくて、詐欺師に騙されている男なのだから、別に結婚するわけではないし、詐欺師に騙されている男性とこのまま交際してもいいような気がしてきました。