今日は雑談です。
博愛主義のかたは読むと不快になる可能性があるので、読まないほうがよいことを先に述べておきます。
私の会社は人数がたくさんいるので、国の規定に従い、この春、障害のある人を数十人採用し、各部署にばらまきました。
そして私の部署にも、知的障害のある女性が配属されてきました。
会社の幹部社員の娘という鳴り物入りで、本人もみずから、自分の親は〇〇で、幹部社員です、とアピールしてきます。
本来なら管理職がお世話したらよいと思うのですが、世話は丸投げされたため、最初から平社員の間では不満がくすぶっていました。
障害があっても一生懸命働く健気なタイプならまだよかったのですが、勤務時間中も長い時間トイレにこもったり、また、半分くらいしか出勤しません。
あまりにも来ないので部長が気を使い、幹部社員に電話し、娘さんの体調は大丈夫か聞いたところ、「心配しなくても大丈夫。さぼりだから」と言われたそうです。
管理職は自分たちは面倒みないので「まあ、長い目で見て、自立できるように支えてあげないとね!退屈しないように、楽しい仕事を用意してあげよう」などとほざいていますが、平社員のイライラはピークに達しています。
私たちは、障害者にどのように接するべきかという研修を受けさせられ、子供扱いせず敬語で話しかける、など細々した接し方を気をつけていますが、当人はタメ口で話しています。
私は最初からこうなるだろうと薄々思っていたので、最低限しか関わらないように心がけていたので、イライラも少ないですが、メインのお世話係を押し付けられた社員は、ついに今日切れていました。
今日も本人は休み、管理職たちは管理職会議という名前の長い雑談タイムで別室にこもっていたのですが、そのときにお世話係は労働組合に電話をかけ、不満をぶちまけていました。
お世話係
「法律で雇わないといけない割合があるから障害者を雇う必要があるのはわかりますよ。でもうちには、障害のある人に頼めるような仕事はもともとないんです。
なのに、いらないのに無理矢理おしつけてきて、フォローなしってひどくないですか?!
お前、犬を飼いたいだろ、飼いたいよな、って飼いたくもない犬をおしつけてきて、あとは面倒みるのはお前の責任だ、というのと同じですよ!なんとかして下さいよ!」
…犬…。
すごい比喩です。
これはレッドカードかと思われますが、それだけの不満がたまっているということです。
思うのですが、とくに知的障害のある人には事務の仕事は厳しいです。
数年前にエスプール(うろ覚えで間違っていたらすみません)という会社が、障害者雇用のサポートで、事務職場を希望する障害者に、農場の仕事を当てがっていた、というようなことで非難を受けていたニュースがありましたが、私はそれは必要悪ではないかと思うのです。
算数がまともにできず、一度に1個以上の指示は理解できないレベルの障害だと、もう事務はあきらめてほしいです。
まわりの社員の負担が増えるだけです。
DXなどを推進する中で、昔ならあったような頭をつかわなくてもできる内職的雑務はあまり残ってないのです。
会社も事務職として採用しないで、敷地内の雑草むしり、とか、そういう条件で採用したらよいのではないかと思います。
今回のケースは、幹部社員が無理矢理、働くレベルに達してない娘を事務職にねじこんできたケースだと思いますが、非常にモヤモヤします。