4月から、新しい部署に異動し、忙しいながらも、穏やかな人間関係に恵まれ、怒りをあまり感じない毎日をすごしていました。
しかし、今日、ついに、事件が起こりました。
4月から、内部監査の仕事をしています。
明日が、はじめての現地視察となり、今日までには、明日、視察したい箇所をピックアップしておく必要がありました。
しかし、私の受け持つ監査対象の部署からは、提出物が、全ては上がってきておらず、先週もきのうも督促をしていましたが、今朝になっても、まだ、届かないのです。
窓口になっている管理職にたずねると、今、探してもらっています、と繰り返します。
私
明日が視察なのだから、すぐに出してください。何度も督促しています。そもそも誰が探しているのですか?どこを探しているのですか?
窓口の管理職
…それも、確認してみます。どこにあるのか、わかりません。すぐには、出せません。施設においてあると思います。すぐに出さないといけませんか?
私
明日、視察に行くので、今日には、必ず必要です。それを読み込んで、明日、視察する場所をピックアップするのですから。
その台帳を見ないと、何があるのかわからないから、明日、視察しにいく意味がなくなります。
窓口の管理職
…そうですね。モゴモゴ。今、探してもらってますから。
全く話が進まないので、窓口の管理職をとばし、直接、施設に電話しました。
私
明日、視察に行くのですが、台帳がまだ提出ありませんが、そちらに保管してありますか?
施設長(管理職)
えっ、台帳?知りません。
見たことありません。
私
施設管理するときに、台帳がないと、管理できませんよね。見たことないのですか?
では、どうやって管理してるのですか?
台帳は、どこにあるのですか?
施設長(管理職)
台帳なんて、知りませんね。あのね、施設に何があるかなんて、いちいち把握してないんですよ。
私
施設の維持管理は、そちらの部署の仕事ですよね。把握してないんですか?
施設長(管理職)
はい、把握してないですよ。なんで、自分が怒られなきゃならないんですか?台帳のことなんて、急に言われても知りませんよ。
私
怒ってはいません。
もう何回も、窓口管理職に督促してます。彼から、施設にあると聞いたので、直接電話しました。
施設長(管理職)
いや、怒られたような気持ちになった。威圧的な態度をとられた。建設的に話し合いたいのに、怒られた。
私
(!!ついに、怒る)
じゃあ、建設的な話をしましょうか。
こちらは、監査が仕事で、正当な要求をしているのに、威圧的だの、怒られたと感じた、などという発言をされても、困りますよ。
私は明日、そちらに視察に行く。なんども台帳を提出してくれと、督促しています。
監査のチェックシートには、台帳と施設にあるものが一致しているか、書く欄があります。
あなたは、台帳は見たことがないし、何があるかは、把握してない、と言いましたね。
では、管理できていない、ということになるんじゃないですか?
違いますか?
施設長(管理職)
…いやだなあ。ぼくは、威圧的だなんて、一言も言ってないですよ。
私
おっしゃいましたよ。威圧的だの、おこられた、だの、たしかに聞きました。
でも、私も建設的な話をしたいので、その件はもういいです。
台帳は、見たことないし、施設に何があるかは、把握していない、とおっしゃいましたが、間違いありませんね。
施設長(管理職)
でも、管理はちゃんとしてると言えると思います…。
私
施設に何があるか知らなくても管理できるものなのですか?
私には、そうは思えませんが、監査結果を出すのは、公認会計士になりますから、私の意見は関係ありません。
では、その旨、公認会計士に伝えますね。
施設長(管理職)
…でも、そうですね。そちらの論理に従うと、把握してないことになりますね…。
なんて、不毛なのでしょうか。
バカバカしい。
私はセミリタイアすると決めてますので、昇進する必要はありません。
目標資金がたまるまで、くびにならなければ、人事評価もよくなくて結構です。
監査の仕事では、対象課には、疑問はすべて追及することにしました。
結局、台帳は、ないらしいです。
明日、施設を視察しにいくのですが、この施設長が私に同行するのです。
こちらの部署に異動してから、議事録作成の際に使用するので、自腹で録音機を購入しました。
持っていきたいと思います。